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11月, 2020の投稿を表示しています

「ラジオでエアリプ」略して「 #らじりぷ 」というコーナー案

 私がラジオ番組を作ったら始めたいコーナーがいくつかありました。その一つが「ラジオでエアリプ」略して「#らじりぷ」です。このコーナーでは、返信先を隠した状態で、リスナーからの返信を読みます。  ツイッターでは返信機能があるにもかかわらず、返信を使わずにツイートすることを「空中リプライ」「エアーリプライ」略して「エアリプ」と呼ぶようです。「エアー」には「空中」という意味以外に「ラジオによる放送」という意味もあります。「それならば、ラジオでエアリプしてもいいじゃないか」ということで、「ラジオでエアリプ」略して「#らじりぷ」のコーナーを思いつきました。  ちょっとツイッターの「エアリプ」の解説をします。  ツイッターには自分のツイートと自分がフォローしている人のツイートが表示されるタイムラインというものがあります。そのタイムラインを見て他の人のツイートを知るのですが、返信機能を使うとそれぞれのツイートだけを表示した時に返信も表示されますし、自分のツイートに返信があると通知が届きます。それで自分のツイートにどんな返信があるか知ることができます。普通の返信の他に引用ツイートというのもあるのですが、これも返信と同じで、自分のツイートが引用ツイートされたら自分のツイートから確認することができますし、通知も届きます。この引用ツイートを返信機能の代わりに使っている人もいますが、ここでは普通の返信機能を例に解説します。  例えば、「鬼滅の刃、面白かった」というツイートに「私も見た。面白かったよね」と返信機能を使って返信したら、「鬼滅の刃、面白かった」とツイートした人は「私も見た。面白かったよね」という返信を見ることができて、同じ話題で盛り上がったりします。  ところが、返信機能を使わずに返信したらどうなるでしょう。  例えば、「鬼滅の刃、面白かった」というツイートを見て「私も見た。面白かった」と普通にツイートしたら、「鬼滅の刃、面白かった」というツイートの返信欄には表示されませんし、「鬼滅の刃、面白かった」とツイートした人に通知も届きません。「鬼滅の刃、面白かった」とツイートした人は「私も見た。面白かった」というツイートの存在に気付かないこともあり、気付いたとしても「鬼滅の刃、面白かった」というツイートに対する返信かどうか分かりません。でも、「私も見た。面白かった」とツ

「叶え!Starry Wish」というコーナー

 毎週日曜日22:00~22:30に文化放送で放送されている水瀬いのりさんのラジオ番組『水瀬いのり「MELODY FLAG」』の初期の頃に「叶え!Starry Wish」というコーナーがありました。その頃の番組はYouTubeで聴くことができます。 ・水瀬いのり「MELODY FLAG」   http://melody-flag.com/ ・MELODY FLAG - YouTube   https://www.youtube.com/playlist?list=PL8fgX9U51tx4wG4oIHXuP5v5D1jvCfP8V  2017/3/5の番組ホームページには次のように書いてありました。 叶え!Starry Wish リスナーの皆さんから簡単な願い事を募集してそれが叶うかどうか、巷で当たると噂の番組特製「Starry Wishくじ引きマシーン」を使って判定していくコーナー。  このコーナーはリニューアルを繰り返し、現在(2020/11/27)は「叶わないままでいい!三月と群青!!」というコーナーになっています。  番組ホームページには次のように書いてあります。 叶わないままでいい!三月と群青!! リスナーの皆さんから、願い事を募集してそれが叶うかどうか、叶わないままでいいかどうか、巷で当たると噂の番組特製『三月と群青マシーン』を使って判定していくコーナー。  現在の「三月と群青マシーン」は「叶え!Starry Wish」の「Starry Wishくじ引きマシーン」のことです。ただし、「Starry Wishくじ引きマシーン」は手違いで一度捨てられてしまって、初代のマシーンは無いようです。マシーン登場の第一回は「水瀬いのり MELODY FLAG 第3旗」です。YouTubeで聴くことができます。  このマシーンには青の玉と赤の玉が入っていて、「叶え!Starry Wish」では青の玉が出た場合は願いが叶って赤の玉が出た場合は叶いません。願いが叶う場合は水瀬いのりさんの歌「Starry Wish」が流れます。「叶わないままでいい!三月と群青!!」の方は願いが叶わない場合に水瀬さんの歌「三月と群青」が流れるようです。  このコーナーの面白さは願いが叶うか叶わないかがくじ引きで決まってしまう点です。その願いは叶った方が良い

「Ring of いのりSmile」というコーナー

 毎週日曜日22:00~22:30に文化放送で放送されている水瀬いのりさんのラジオ番組『水瀬いのり「MELODY FLAG」』の初期の頃に「Ring of いのりSmile」というコーナーがありました。その頃の番組はYouTubeで聴くことができます。 ・水瀬いのり「MELODY FLAG」   http://melody-flag.com/ ・MELODY FLAG - YouTube   https://www.youtube.com/playlist?list=PL8fgX9U51tx4wG4oIHXuP5v5D1jvCfP8V  2017/3/5の番組ホームページには次のように書いてありました。 Ring of いのりSmile 笑顔の輪を広げるために、リスナーの皆さんから「くすっと笑える話」や「もういっそ笑ってほしいと思う失敗談」「ダジャレ」や「一発ギャグ」など、水瀬さんに笑ってほしいメールを募集。何が来てもとりあえず笑うコーナー。  他のラジオ番組でしたら普通のお便りの中に振り分けられそうですが、水瀬いのりさんの「Ring of Smile」という歌にちなんで一つのコーナーになっています。もしかしたらリスナーは普通のお便りとして送るよりも、このようなコーナーを用意してくれた方がお便りを出しやすいかもしれません。  このコーナーのすごい所は、「何が来てもとりあえず笑う」点にあります。どんなお便りでも、このコーナーに送られてくる限り水瀬さんが笑ってくれます。「ダジャレ」に厳しいらしい水瀬さんが笑えそうにない「ダジャレ」でも笑ってくれます。そんなコーナーですから、リスナーはお便りが出しやすいでしょう。ただ、たくさんのお便りの中から選ばれるかどうかは作家しだいです。  それから、本当は笑えない話の場合は、そのようなことが暗に分かるような笑い方になります。聴いているリスナーにとっては、つまらないことが逆に面白いことになります。「つまらねー」とか心の中で呟きながら笑って聴くことになります。ただ、お便りが増えて来たからか、回が進むにつれて本当はつまらない内容のお便りが読まれなくなって本当に面白い笑える話が選ばれるようになっていた気がします。  水瀬いのりさんの場合はファンがたくさんいて、リスナーもたくさんいて、お便りをくれる人もたくさんい

「がんばribbon」というコーナー

 毎週日曜日22:00~22:30に文化放送で放送されている水瀬いのりさんのラジオ番組『水瀬いのり「MELODY FLAG」』に「がんばribbon」というコーナーがあります。現在も続いているコーナーですし、YouTubeでも聴けます。 ・水瀬いのり「MELODY FLAG」   http://melody-flag.com/ ・MELODY FLAG - YouTube   https://www.youtube.com/playlist?list=PL8fgX9U51tx4wG4oIHXuP5v5D1jvCfP8V  番組ホームページには次のように書いてあります。 がんばribbon リスナーの皆さんから最近こんなことで落ち込んでます!こんなことで悩んでます!というメールを送ってもらい最終的に水瀬いのりに「がんばribbon」と励ましてもらうコーナー。  このコーナーは水瀬さんが「がんばribbon」と言いたいために作られたコーナーらしく、番組が始まった頃はあまり広まってなかった「がんばribbon」を広めようとしていたようです。当時のことは分かりませんが、番組が始まってからのリスナーのお便りには「がんばribbon」と書かれていることが多くて、水瀬いのりさんのファンの間では相当に広まっていて当たり前のように使われていそうです。  「がんばribbon」は初回からあるコーナーで、初回には次のような例題が読まれました。 「シュークリームを食べながら寝ちゃったみたいで、起きたら食べかけのシュークリームが布団で潰れていました。へこみました」  これに対して水瀬さんがどのように励ましたかはYouTubeの「水瀬いのり MELODY FLAG 第1旗」を聴いてもらうとして、水瀬さん自身が自分の励ましの言葉について「良いこと言っている風でそんなに深くない」と仰っていたように、真面目に励ますコーナーではないようです。気の毒なエピソードに対して同情するケースもあったと思いますが、とにかく励ましの言葉の最後に「がんばribbon」と言って励まします。リスナーも自分の失敗談などを笑ってもらうような思いでこのコーナーにお便りを出しているのかもしれません。たぶん、深刻な悩みは送られてなくて、送られていても番組で読まれないように外していることでしょう。ただ、ち

「夢のつぼみ!開花宣言!!」と「巡り合う初めての質問! MELODY FLAG QUESTION!!」というコーナー

 毎週日曜日22:00~22:30に文化放送で放送されている水瀬いのりさんのラジオ番組『水瀬いのり「MELODY FLAG」』の初期の頃に「夢のつぼみ!開花宣言!!」というコーナーがありました。その頃の番組はYouTubeで聴くことができます。 ・水瀬いのり「MELODY FLAG」   http://melody-flag.com/ ・MELODY FLAG - YouTube   https://www.youtube.com/playlist?list=PL8fgX9U51tx4wG4oIHXuP5v5D1jvCfP8V  2017/3/5の番組ホームページには次のように書いてありました。 夢のつぼみ!開花宣言!! リスナーの皆さんから「今年たてた目標」、「昔から思っている夢」など、様々な「夢のつぼみ」を送ってもらい、その夢が開花するのに必要なヒントが入っている単語を引きながら、夢の開花宣言へと導いていく占い的なコーナー。  このコーナーを面白くしているのは「その夢が開花するのに必要なヒントが入っている単語を引きながら」の部分です。この単語が本当に役立つ単語であれば真面目な答えになるのでしょうが、夢とは関係ない単語ばかりが入っています。その中からランダムに単語を選び、夢の実現に必要なアドバイスを強引に作ります。一つ目の単語を選んでアドバイスをして、もう一つの単語を選んで一つ目のアドバイスと合わせてアドバイスを作り、三つめの単語を選んでアドバイスを完成させます。そのアドバイスでリスナーの夢の蕾が開花すると宣言します。リスナーは「開花するわけがないでしょう!」とツッコミを入れながら笑うことになります。  水瀬さんは引いた単語について「食べ物が多い」とぼやいていたように思いますが、単語の選択肢は放送作家の方が用意したのでしょうか。面白いコーナーを考えたなぁと感心しました。  リスナーの悩みを募集してパーソナリティが面白くなるように不真面目に答えるコーナーは他のラジオ番組でもあると思います。私が聴いていたいちはらFMの「けいちゃん・吉松の売れるまで頑張るラジオ!!」という番組では「なりきり先生のお悩み相談室」というコーナーがありましたし、私も「元気なラジオ HyperWave」のパーソナリティにリスナーからの質問に適当に回答するコーナーを作

水瀬いのり「MELODY FLAG」

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 毎週日曜日22:00~22:30に文化放送で『水瀬いのり「MELODY FLAG」』が放送されていて、初回からの音源がYouTubeにアップロードされていたので、初回から聴いて現在までに第111旗まで聴き終えました。 ・水瀬いのり「MELODY FLAG」   http://melody-flag.com/ ・MELODY FLAG - YouTube   https://www.youtube.com/playlist?list=PL8fgX9U51tx4wG4oIHXuP5v5D1jvCfP8V  私がこのラジオ番組を知ったのは、いちはらFMのフィラーで水瀬いのりさんの歌「僕らは今」を聴いたことがきっかけでした。  フィラーで聴いて気になったので歌詞検索で歌手名と曲名を調べてインターネットで検索したら水瀬いのりさんの公式のYouTubeチャンネルにMVがありました。そのチャンネルに「水瀬いのり MELODY FLAG」が大量にアップロードされていたのですが、最近流行りの動画配信でもしているのだろうと、最初は再生する気がありませんでした。後でWikipediaを見たらラジオ番組をやっていることが分かり、その中に「水瀬いのり MELODY FLAG(2016年 - 、文化放送)」が載っているのを見つけて、そう言えば…とYouTubeに大量にアップロードされていたことを思い出して聴いてみることにしました。  聴いてみたら、声が可愛くて好みだっただけでなく、テンポが良くて滑舌が良くて一音一音がちゃんと聞き取れてストレスなく聞くことができました。ラジオパーソナリティの中には大きい声と小さい声の差が大きくて、大きな声にボリュームを合わせると小さな声が聞こえなくなって、小さな声にボリュームを合わせると大きな声や音楽、CMなどが五月蠅すぎることがあって、ボリュームを調整しながら聴かなければいけないのですが、「MELODY FLAG」の水瀬いのりさんの声の音量は大きな差が無くて聴きやすくて、やはりストレスを感じなくて済みました。  最初のコーナーは自己紹介を兼ねて「巡り合う初めての質問! FLAG QUESTION!!」でした。このコーナーは質問の前半と後半をランダムに選んで組み合わせた質問に答えるというものでした。そのコーナーが面白くて

芦澤梨沙の「なにしよっか」の日曜日

 湘南マジックウェイブで毎週日曜日14:00から放送されている「なにしよっかの日曜日」を芦澤梨沙さんがパーソナリティを務めていた頃に聴いていました。彼女がパーソナリティだったのは、2018/4/8~2019/1/27のようです。  聴いていたと言っても初回から聴いていたわけではなくて、ツイッターで放送されていることを知った時に試しに聴いてみて面白かったから最終回まで聞いていました。彼女が一人で喋っている番組ですが、とても聞き取りやすかった記憶があります。  番組の構成は覚えていないのですが、メッセージテーマに沿ったお便りを募集していた他に、いくつかのコーナーがあって、彼女が出演したミュージカルの舞台裏を明かすなど彼女のトークコーナーの他に、「大人のフルーツ川柳」や「芦澤広島弁講座」などリスナーからのお便りで成立するコーナーもありました。「大人のフルーツ川柳」の方は番組中に何回かに分けてお便りを読んでいたような気がします。  「大人のフルーツ川柳」はフルーツが含まれる五七五の川柳を募集していたのですが、「大人の」ということで、ちょっとエッチなイメージの川柳を募集していたようです。川柳の中に「桃」が使われることが多かったかもしれません。届いた川柳を芦澤さんが色っぽく読んで、色っぽく感想を返していました。届いた川柳が面白いこともあったのですが、芦澤さんが上手に読んで上手に返してくれたおかげで面白くなっていたような気がします。確か最終回を迎える前にコーナーが終了しちゃったと思いますが、お便りをくれるリスナーがほとんど同じでネタが尽きたのか、新しいリスナーから届いた川柳が既に読んだことがあるものと同じだったり似てしまっていたのか、とにかく新しい川柳が届かなくて終わらせたのかもしれません。マンネリ化していても面白かったので、終わってしまって私は残念でした。  「芦澤広島弁講座」は広島弁に変換してほしいセリフを募集して芦澤さんが標準語と広島弁で読んでいました。芦澤さんはいろいろな自治体に住んだことがあるらしく、その一つである広島を選んで「芦澤広島弁講座」のコーナーにしたようです。どうして広島弁を選んだのか。たぶん、標準語とのギャップが面白かったからでしょう。実際、笑いながら聴いていました。印象に残っているのは恋愛系のセリフでした。標準語だと可愛い女の子がイメージでき

水岡のぶゆきの気ままにJazz紀行

 2017/9/22まで、いちはらFMに「水岡のぶゆきの気ままにJazz紀行」という番組がありました。私がいちはらFMを聴き始めた2015年には放送されていました。ピアニストで作詞・作曲も行っている水岡のぶゆきさんの面白いトーク番組でした。  水岡のぶゆきさんが仕事の近況や予定などを話しているのですが、その話の中に嘘が混ざっていました。すぐに嘘だと分かる大嘘も混ざっていました。水岡のぶゆきさんのことを知らないリスナーが聴いたら本当のことを話していると勘違いしたかもしれません。でも、この番組ではディレクターと思われる人が水岡さんの話を相槌を打ちながら聴いていて、水岡さんが嘘を言った時には嘘であることを指摘していました。水岡さんの嘘はボケで、聴いている人がツッコミの役回りをしていたようです。そんな上手な聞き手がいたおかげで水岡さんは安心してボケられたようです。実は番組終了後のかなり後に別のラジオ番組に水岡さんがゲスト出演したことがあったのですが、「気ままにJazz紀行」のようなツッコミが無かったことで水岡さんのボケが殺されてしまったことがあります。面白いトークには上手な聞き手が必要なようです。  もしも水岡さん一人で放送して聞き手がいなかったらどんな放送になったでしょう。水岡さんは演奏活動でもトークで盛り上げているようですが、ツッコミ役は観客でしょうか。他の楽器を演奏する共演者でしょうか。彼のライブを見に行ったことがないので分かりませんが、「水岡のぶゆきの気ままにJazz紀行」で仰っていたような気がしないでもありません。残念ながら忘れました。それはともかく、聞き手がいない番組だったらボケにくかっただろうなとは思います。ボケが少なければ面白さも減ってしまうことでしょう。  コミュニティFMでは人件費を節約するためにワンオペになりがちかもしれません。例えば、いちはらFMの「元気なラジオ HyperWave」ではスタジオにいるのは一人だけで放送機器の操作もパーソナリティが行なっていました。2時間半の生放送を一人で喋らなければいけません。音楽やCMが入っているのでトークに使われた時間は1時間半くらいだったと思いますが、誰も聴いてないかもしれない状態でスタジオの壁を見つめて喋るのは大変だったと思います。「元気なラジオ HyperWave」はUstreamやYouT

けいちゃん・吉松の売れるまで頑張るラジオ!!

 数年前、いちはらFMには「けいちゃん・吉松の売れるまで頑張るラジオ!!」という番組がありました。お笑い芸人のけいちゃんさんと吉松ヒデタカさんの番組で、2017/10/2~2018/3/26の毎週月曜日21:00~22:00に放送されていました。 ・けいちゃん・吉松の売れるまで頑張るラジオ!! on Strikingly   http://ureradi.mystrikingly.com/  最終回間近の分は残っていませんが、各コーナーの音声がYouTubeにアップロードされています。 ・チャンネル売れるまで頑張る!! - YouTube   https://www.youtube.com/channel/UCD7RYNjMOM0ZMu9RcpXA0uA  番組名の通り、どこの事務所にも所属していない二人がお笑い芸人として売れるまで続ける予定だったのかもしれませんが、けいちゃんが事務所に入ることが決まった頃に番組は終了しました。終了の理由については語られていなかったと思いますが、けいちゃんに続けてもらうためには事務所を通さなくては行けなくなって契約面で続けるのが無理になったのではないかと推測しています。  それはともかく、いちはらFMにしては面白い番組だったので楽しみにしていました。  この番組が他のいちはらFMの番組と大きく異なっていたのは、リスナーからの投稿が無ければ成立しないコーナーがあったことでした。「元気なラジオ HyperWave」ではメッセージテーマを設けてお便りを募集していましたが、それとは違って、「けいちゃん・吉松の売れるまで頑張るラジオ!!」ではお題を出して大喜利のようにお便りを募集していました。  例えば、「俺達の格言」は有名な格言と同じ構造の格言をいくつも作るコーナーでした。パーソナリティの二人も作りますが、リスナーの投稿で放送する新格言の選択肢を増やせるようになっていました。たくさんの投稿から面白い投稿を選んで放送することが可能なのです。YouTubeの履歴で確認したところ、4回目(2017年10月23日放送分)からリスナーの投稿を読めるようになったようです。  また、「哀しい川柳」は毎回のテーマに沿った川柳を作るコーナーですが、こちらもリスナーの投稿を募集していました。最初はパーソナリティの二人が作って放送

地域住民が聴きたくなるコミュニティFMの番組は?

 試しにラジオ番組を聴いてつまらなかったら二度と聴かないでしょう。続けて聴いてもらうためには、聴きたいと思うような番組内容でなければいけません。  NHK、TBS、文化放送、ニッポン放送、bayfmなど大手放送局と同じような番組を作っても聴いてもらえません。有名なタレントがパーソナリティで、面白い番組を作るプロである放送作家がいる番組よりも面白くなるはずがありません。大手放送局では作れない番組を作らなければいけません。  大手放送局が作れない番組の一つは、地域情報が満載の番組です。NHK-FMの千葉放送局は千葉県の情報を放送しやすいですが、NHKですから全国放送の番組が中心ですし、bayfmは千葉県の放送局ですから千葉県の情報は満載ですが、市原市の情報ばかりは放送できません。それに対して、いちはらFMは市原市の放送局ですから、市原市の情報だけを放送することが可能です。市外の情報を知りたければ他局を聴けば良いのです。  市原市の情報を放送するには市原市の情報を集めなければいけません。市内を歩き回って集めるのが基本ですが、とりあえずは「広報いちはら」があります。「広報いちはら」に載っている情報は多くのことが省略されていると思うので詳細情報を確認して放送すれば良いと思います。「いちはら議会だより」もかなり省略されているので、質問した議員の所に行って詳細を取材して放送しても良いでしょう。議会の音声を録音して放送しても良いかもしれません。ワークショップが開かれていることがあるので、その様子や話し合われた内容を放送しても良いかもしれません。  もっと気楽に市内のスーパーのチラシの情報を伝えても良いかもしれません。市民が自分でチラシを見れば分かることなので放送は必要なさそうですが、チラシには知りたい情報が詰まっているはずで、ラジオで聴くことで知ったり思い出したりすることもあるでしょう。チラシの情報に限らず、市原市内のお店の情報も良いかもしれません。リスナーが食べてみたくなるような美味しい料理やスイーツを紹介できれば、それを聴きたいリスナーが増えそうです。ただし、いちはらFMで流れる有料のCMとの兼ね合いがちょっと気になります。CM契約をして有料で店を紹介している所もあれば無料で紹介してもらえる店もあることになるので、その区別が気になります。  天気予報は市原市の天気

コミュニティFMのリスナーを増やす方法を考えてみる

 ラジオのリスナーを増やすには、まずは聴きたい人が聴ける環境を整えて、放送局があることや番組があること、番組の内容や放送時刻を多くの人に知ってもらって、一度聴いた人が何度も聴きたくなるような番組を用意すれば良いのでしょう。  面白い番組を作っても、その番組が知られていなければ聴く人は増えません。番組のことを知った人が聴きたいと思ってラジオの周波数を合わせても受信できなければ聴けません。一方で、受信できて聴いた人が面白くないと思ったら次は聴いてもらえません。だから聴いてもらう前に面白い番組にしておく必要があるのでしょう。番組が知られるまでは誰にも聴いてもらえず、誰もいない舞台で歌うように空しいかもしれませんが。  そもそもリスナーがいるかいないかはお便りなどによるリスナーの反応が無ければ分かりません。私がいちはらFMを聴いていた時はリスナーからのお便りがとても少なかったようです。毎週お便りが来る番組でも同じリスナーからのお便りでした。その理由をずっと考えていたのですが、最初はいちはらFMがあることを知らないのではないかと思いましたし、番組が放送されていることを知らないのではないかと思いました。だからツイッターで放送開始5分前に番組が始まることを知らせるアカウントを作って、フォロワーが100人以上のアカウントでリツイートすることを繰り返していました。 ・767i_bot(非公式)さん (@767i_bot) / Twitter   https://twitter.com/767i_bot  このアカウントのツイートを見てもらうことで、いちはらFMの番組を知ってもらって、番組へのお便りが増えることを期待していましたが、残念ながら増えませんでした。番組があることを知っていても聴く気が無い人が多いのではないかと思いました。それとも聴きたくて周波数を合わせても聴けなかったのでしょうか。どちらであるかは分かりません。もしも「一度聴いたけれどつまらなかったから聴かないことにした」という人が多いのなら、番組がつまらないことを知らせてしまったことになり、番組があることを知らせて聴いてもらったのは失敗だったかもしれません。  私の場合、いちはらFMがあることを知ったのはNHKの番組「鶴瓶の家族に乾杯」2010年5月17日放送の城島茂さんがゲストの回でした。鶴瓶さんと城

和を以て貴しと為す?

 パーソナリティとリスナーの仲の良さ、リスナーとリスナーの仲の良さ、それがラジオの魅力なのかもしれません。仲が良いと言っても、本当に仲が良い場合もあれば、仲が良いかのように錯覚できるだけの場合もありそうですが…。でも、私は…。  ラジオ番組では番組中にリスナーからのお便りを読むことがあって、お便りが読まれるとリスナーは嬉しいようです。それでリスナーはパーソナリティに近付いたような気になるのかもしれません。嬉しいから何度もお便りを出して、リスナーによっては何度も読まれて、パーソナリティに名前を覚えてもらえる。それでリスナーはパーソナリティのことが好きになって番組も毎回聞くようになる。それは良い循環かもしれません。  お便りが何度も読まれる常連さんのことは他のリスナーも名前を覚えるようになって、お便りが面白いと、その常連さんのお便りを他のリスナーも楽しみにして番組を毎回聴くようになる。常連さんは一人だけではなく何人もいて、その常連さんどうしも仲良しになる。それも良いことかもしれません。  パーソナリティや常連さんのことが好きになると会いたくなる。公開放送だと見に行ったり、リスナーが集まるオフ会があると参加する。そうやって、パーソナリティやリスナーがますます仲良しになる。それも良いことなのかもしれません。  でも、私はそんな仲良しグループが苦手です。  パーソナリティと仲良くなること、他のリスナーと仲良くなることは嬉しいです。仲良くなりたいです。でも、オフ会には参加したくないし、常連さんにもなりたくないし、お便りを出さないサイレントリスナーのままでいたいです。  そもそも私は「楽しい雰囲気を壊さないようにする仲良しグループ」が苦手なんです。そのグループでは楽しい雰囲気を壊すことが悪いことになります。楽しい雰囲気を壊さないようにすることは良いことのように思えますが、壊さざるを得ない時は必ずあります。価値観の異なる人が本音を出し合えば対立が生まれます。そんな対立が生じないように、楽しい雰囲気が壊れないようにすると本音を出しにくくなります。グループの誰かが言ったことに「それは違うんじゃないか」と思っても反論できなくなります。そして反論して楽しい雰囲気を壊した人には冷たい視線が向けられます。それが嫌なんです。  例えば、誰かが「若い頃はやんちゃしたな。レイプした

面白ければ良いわけじゃない

 番組が終了したわけではないのに聴かなくなったラジオ番組があります。パーソナリティが落語家だからでしょうか、話が上手で引き込まれる番組でした。特に歴史コーナーは勉強になって面白くて好きでした。でも今では聴いていません。彼の言葉の選び方が好きになれなかったのです。飲み屋で友人に話すくらいならば仕方ないと思ったでしょう。でも多くの人が聴いているかもしれないラジオでは認めたくありませんでした。本人も「大手の放送局なら炎上する」という趣旨のことを仰っていたので自覚しているのでしょう。  先日、パーソナリティが本音でしゃべれるラジオなのに最近は世間の目が厳しくなって許されなくなったという趣旨の意見を聞きました。そうかもしれません。昔なら許されていた言動が許されなくなってきていると思います。それはラジオに限りません。昔なら皆で笑えていたことが笑えなくなっているかもしれません。でも、その時の「皆」って本当に皆なのでしょうか。本当は笑えないのに周りに合わせて笑っていた人もいたかもしれません。今の時代は、そんな小数派の思いが知られるようになって、共感する人が増えて自分たちの思いを発信するようになっているのかもしれません。だから昔なら笑えた話も今の時代では「笑ってはいけない」話になっているのではないでしょうか。そのことに気付いていないから責められるのでしょう。いまだに気付いていない人達に気付いてほしいから責められるのでしょう。  ちなみに、先日は次のような炎上があったようです。何が問題だったか解説している記事がありました。 ・岡村隆史「お金を稼がないと苦しい女性が風俗にくることは楽しみ」異常な発言で撤回すべき【追記あり】(藤田孝典)   https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200426-00175351/  私はその放送を聴いていませんでしたが、なるほど貧しくて風俗店で働かざるを得ない女性の気持ちに寄り添っていた人にとっては許せない発言でしょう。逆に、彼を擁護する人はそんな女性たちに寄り添う気持ちが欠けているのかもしれません。どちらの方が彼女たちの気持ちに寄り添っているのか、どちらの方が彼女たちの気持ちを理解しているのか、私には判断できませんが。  それはともかく、公の場で話す内容や言葉選びには気をつけてほ

番組表は必要だろうか?

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  テレビ番組表もラジオ番組表も見ればどの時間にどの番組が放送されているか知ることができます。では、いつも見たり聴いたりしている番組を見たり聴いたりする前に番組表を見るでしょうか。新番組を見たり聴いたりするために番組表を確認しているでしょうか。  昔の私は月刊ザテレビジョンを買って番組表を隅から隅までチェックして見たい番組に赤鉛筆で丸を付けていました。毎日当日の番組表のページを開きっぱなしにしてスケジュール帳のように利用していました。今では毎週見る番組は毎週録画するように設定してありますし、ツイッターなどで紹介された番組が面白そうだとすぐに録画予約しておくので番組表を見ることはほとんど無くなりました。面白い番組が放送されていることを知らなくて見逃しても仕方ないと思うようになりました。  ただ、全く番組表を見ないわけではなくて、録画予約する時にテレビの中の番組表を使いますし、Yahoo!テレビで見る予定の番組リストを作る時もサイトの番組表を使いますし、たまたま見たテレビで放送されている番組のことを知りたくなった時に新聞で番組表を確認します。  さて、私がラジオを聴くようになったのは中学生の頃でしたが、当時から50歳くらいになるまで番組表は見てなかったような気がします。新聞を読めば目に入りますが無視していました。ラジオの番組表を見るようになったのはいちはらFMを聴くようになってからです。ツイッターで「元気なラジオ HyperWave」のUstream配信が行なわれていることを知って配信映像を見て、翌日も放送されていると思ってUstream配信を見たら別のパーソナリティが放送していて、別の曜日の配信を見ても同じパーソナリティが放送してなくて、翌週の配信を見ても同じパーソナリティが放送してなくて、私が見たパーソナリティがいつ放送しているのか知りたくなっていちはらFMのホームページで番組表を確認しました。番組表を見ても分からず、後に隔週で担当していることを知ったのですが、最初に番組表を見たのはその頃だったと思います。数年後に私のラジオでいちはらFMを受信できるようになってからはいちはらFMの他の番組も聴いてみたくなって番組表で面白そうな番組を見つけて、その時間にラジオをつけて聴いてみました。残念ながら聴きたい番組は放送されていませんでした。その頃からいちはらF

コロナ禍で求められている情報を伝えているか?

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 いちはらFMではコロナ特番が放送されているようです。パーソナリティは大澤和子さんで、1週間くらいの間隔で放送内容を更新して、前回の放送からの千葉県や市原市の感染者数の増加人数などを伝えているようです。  阪神淡路大震災からでしょうか、東日本大震災からでしょうか、自然災害が起こった時にコミュニティFMの役割が注目されてきました。新型コロナウイルスの感染拡大も自然災害の一つだと思います。コミュニティFMで何らかの情報を伝える必要があるかもしれません。では、どんな情報を伝えれば良いのでしょうか。台風や豪雨が近付いている時には避難先などを伝えることが必要でしょう。避難の判断材料になるように今後の降水量や川の水位の変化を伝えることも必要でしょう。道路の冠水や洪水、土砂崩れが起こった時にはその情報を伝えることも必要でしょう。津波の時には間に合えば避難を急がせる情報を伝えることも必要でしょう。地震の時は被害の状況や避難先の情報が必要かもしれません。新型コロナウイルスの感染が広がっている今はどんな情報が必要でしょうか。  台風や豪雨の時の避難情報のように新型コロナウイルスの場合も被害に遭わないように感染を防ぐための情報は必要でしょう。では、台風災害や豪雨災害が起こった後に必要な情報はどうでしょう。地震や津波が起こった後も同じです。被害に遭わないための情報ではなく、被害から回復するための情報が必要なのではないでしょうか。自然災害の後は様々な支援策が発表されます。その支援策の情報が多くの人に伝わるように様々な手段が使われます。ラジオも役立つでしょう。コミュニティFMなら大手のラジオ局では伝えきれない地元の情報を伝えることができるでしょう。では、コロナ禍と呼ばれる新型コロナウイルスが広がってしまった今はどんな情報が必要でしょうか。  地震や津波、台風や豪雨は数カ月も続くことはありません。それに対して新型コロナウイルスの感染拡大は半年以上も続いています。一年、二年と用心しなければいけない日が続くでしょう。だから感染しないための情報をリスナーに伝え続けることは必要かもしれません。しかし感染しないための情報は限られています。同じ情報を毎日毎日一年も二年も繰り返せば良いのでしょうか。リスナーは耳にタコができるくらい聞いていて、ほとんどのリスナーが知っている情報です。コロナ禍で変化するの

令和2年度「電波の日」関東総合通信局長表彰

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 いちはらFMが2019年9月の台風15号(令和元年房総半島台風)の後の放送で表彰されたらしいです。 ・総務省|関東総合通信局|令和2年度「電波の日・情報通信月間」表彰 -関東地域の4個人、11団体を表彰-   https://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/2020/0529so.html   ・令和2年度「電波の日」関東総合通信局長表彰   https://www.soumu.go.jp/main_content/000689638.pdf  「功績の概要」には次のように書いてあります。 ラジオ放送による災害時の情報伝達の重要性を強く認識し、令和元年台風15号災害に際し、長期間にわたる放送停止を余儀なくされる中、早期の復旧に努めるとともに自ら取材したきめ細やかな災害情報を放送するなど、地域住民の安心・安全の確保に多大な貢献をした。  「長期間にわたる放送停止を余儀なくされる中」とありますが、たしかに2019/9/9に上陸した台風15号による千葉県の大規模停電でいちはらFMは2019/9/10の途中から放送できなくなっていました。実は停電は9/9から起こっていましたが非常用電源で9/10の午前10時頃までは放送できたようです。我が家が停電していて、電池で動く携帯ラジオではいちはらFMをまともに受信できず、ロッドアンテナをサッシにくっつけたら微かに受信できたような気がしますが、まともに聴くことはできませんでした。9/10の午前10時までは放送できたことが推測できるのは、五井のサンプラザ市原にあるサテライトスタジオからいつものように午前9:30から生放送が行なわれ、30分後に終了したようなのです。生放送の時に同時に配信されるスタジオの様子がYouTubeで確認できます。 ・2019/9/10 (火) 元気なラジオ HyperWave YouTubeライブ   https://youtu.be/43_exdmJ8iE  月曜日も放送できたはずですが、台風上陸で電車が止まっていましたから、パーソナリティはスタジオまで来れずに休んだようです。火曜日のパーソナリティは関西の人ですが、台風上陸に備えて前もって近くまで来ていたようです。火曜日には電車が動いていたかもしれませんが、うろ覚えです。そもそも我が家は停

注文の少ないレストラン

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  2019年9月に千葉県を襲った台風15号(令和元年房総半島台風)の後、いちはらFMの「元気なラジオ HyperWave」に送ったメールに載せた短編小説(ショートショート、童話?)です。 -- 「注文の少ないレストラン」 都会と田舎の境目に小さな小さなレストランがありました。 嵐が通り過ぎたある日、店長は特別な料理を用意しました。 「メニューはこれだけだけど美味しい料理ができた。この機会にたくさんのお客に来てもらおう」 店長は張り切っていました。料理は無料です。 新しい料理を作ったがんばっているお店としてテレビのニュース番組でも紹介されました。 「テレビを見たよ」 お友達に声をかけられて、店長はニコニコしていました。 テレビで紹介された次の日、店長は大皿に盛られた料理の前で客が来るのを楽しみに待っていました。 テレビのおかげか、客はたくさん来ました。 でも、店長は客を見ることができません。見えなかったのです。 だから、たくさんの客が来ても分かりませんでした。 ほとんどの客は料理を一口食べると何も言わずに帰ってしまいました。 ひとこと言って帰る客もいました。「不味いな」「美味しくない!」 店長は客の声を聞くことはできました。 客の声は店長が望んでいたものではありませんでした。 店長は怒って見えない客に向かって叫びました。 「がんばって作ってるんだ。文句を言うな!」 やがて、そのレストランはいつものメニューに戻りました。 客はたくさん来ているのでしょうか? 客の姿は誰にも見えません。でも声を聞くことはできます。 店員も料理を注文する客の声を聞いていました。 その声はいつも同じで、嵐の前からいた常連客だけでした。 おしまい。 --  この他に「白いもやもや編」「無銭飲食編」「旅人編」も書こうと思っていたのですが、メールに載せた「嵐の後編?」をラジオで読まれた時に面白くなさそうだったし、聴いていた私も面白いと思えなかったので書くのをやめました。  この小説を書いたのは2019/9/19でした。2019/9/17の「元気なラジオ HyperWave」を聴いた直後に生じたもやもやした気持ちを昇華するために書いたものでした。当時、いちはらFMは台風15号による長時間停電と機材トラブルで通常のスタジオから放送できなくな

リピーターを増やさなければリスナーは増えない

  散歩をしている時に偶然見つけたレストランに入って料理を食べてみたら不味かった。誰かが美味しいと言っていたレストランに行って料理を食べてみたら不味かった。そんな時、もう一度そのレストランに入るでしょうか。  いちはらFMのリスナーが少ないのは、宣伝不足でいちはらFMの存在を知らない人が多かったり、いちはらFMのことを知っていて聴きたいと思っていても電波が届かなくて聴けない人が多いからではないかと思っているのですが、実はいちはらFMのことは知っていて一度や二度、数回は聴いたことがあるけれど聴かなくなった人も相当数いるのではないかと思っています。聴いてみたけれど面白くなかった。聴く必要はないと思った。他局を聴いた方が良いと思った。そう思っちゃった人がたくさんいるのかもしれません。2015年の9月から、Ustream配信を含めると2013年の11月から2020年まで聴き続けてきた私も、いちはらFMを聴くメリットを全く感じていません。他の人に「面白いから聴いた方が良いよ」と勧められません。何が面白いかは一人一人違うのだから、面白いと思っている人もいるのかもしれません。市原市のいちはらFMならではの役立つ情報を提供しているとも思えないし、YouTubeでも聴ける「イチラジ!」は市原市の団体について知ることができるのですが、聴いていてつまらないというのが本音です。「イチラジ!」はいちはらFMに必要な番組だとは思うのですが…。その他の番組の感想については割愛します。一言だけ書くと、番組を聴いて笑える人がたくさんいるかもしれないし、笑えることも理解できるけれど、私は笑えない場合もあります。私が求めているのは「不快にならない面白さ」です。  いちはらFMの番組には「聴きたい」という思いが湧かないのですが、いちはらFMに周波数を合わせておきたいと思うこともあります。今、いちはらFMで一番聴きたいのは番組が無い時間に流れる音楽なんです。フィラーと呼ぶらしいですが、そのフィラーに私好みの歌が流れることが多くて、私が知らなかった歌で気に入ると歌詞検索で歌手名と曲名を調べてYouTubeで聴けるものはYouTubeでも聴いて、ネットでは聴けない場合は、その歌が流れる時間にラジオの周波数をいちはらFMに合わせたくなります。だから以前はどの時間にどの歌が流れるのかリストを作って保存してい

ラジオの電波が届かなければラジオは聴けない

 私の部屋のラジオでは、ロッドアンテナを立てて伸ばしてもいちはらFMを聴くことはできません。いちはらFMのサイトを見ると電波が届くエリアには入っていますが、私の部屋では聴けませんでした。  私がいちはらFMを聴き始めた頃は生放送番組「元気なラジオ HyperWave」のスタジオの映像をUstreamで生配信していたので、それを見るだけで満足していました。ところが、途中で放送事故らしきことが起こって、他のリスナーがUstreamのチャット欄に「聞こえない」と書いたんです。私のパソコンではUstreamの映像を見ることも聴くこともできていたので、そのリスナーのパソコンのせいだと思っていました。でも、パーソナリティが焦り出したように見えて、それでも放送はいつも通り続けていましたが、「聞こえない」と書き込んだリスナーが聞こえなかったのはラジオのことではないかと思ったんです。私はラジオで聴くことができませんでしたので、そのリスナーの環境に問題があるのか放送局の方に問題があるのか確認する方法がありませんでした。その日からは自分の部屋のラジオでいちはらFMを聴けるようにするために室内アンテナを作って試行錯誤しました。ラジオで聴けることを確認して、Ustreamのチャットに「聞こえない」という書き込みがあっても、「私のラジオでは聞こえるよ」と書いてパーソナリティを安心させようと思っていました。その当時は放送事故が実際に起こるなんて想像もしていませんでした。  試行錯誤の末に、ノイズ混じりでも自分のラジオでいちはらFMが聴けるようになったので満足していたのですが、数日後くらいに自分のラジオにアンテナ端子が付いていることに気付いて、テレビ用のアンテナ端子と接続してみたんです。すると自作のアンテナで聴くよりもきれいに聞こえるじゃないですか。驚いたのですが、どうやら地デジ放送用のUHFアンテナを設置する時にポールの天辺、屋根の上に脚立を立てなければ届かないくらいの所にあったアナログ放送用のVHFアンテナを残しておいたので、そのアンテナがいちはらFMの電波を受信してラジオまで届けているようでした。いちはらFMのサイトで我が家は電波が届くエリア内になっていましたが、本当に私の家の屋根の上までは十分な量で届いていたんです。しかし、私の部屋までは十分な電波が届いていませんでした。  自

2016/2/25にいちはらFMに送ったメール『「NEXT RADIO」未来への絆メッセージ』のコピー

  2016年に千葉県内FMラジオ局合同キャンペーン「NEXT RADIO」が始まったんですが、その時にいちはらFMが募集していた「未来への絆メッセージ」に送ったメールのコピーです。 -- 匿名希望の市原市民です。 東日本大震災の時、初めて経験する大きな揺れだったので、 本棚やタンスが倒れるのではないかと身構えていました。 幸い、我が家に被害はなかったのですが、 揺れが収まった後、大急ぎでテレビをつけました。 近くの地震かと思っていたら遠くの地震だったので驚いて、 震度の情報だけでなく大津波警報も出ていて、 その後はテレビの生中継にくぎ付けになっていました。 私はSNSのツイッターを利用しているのですが、 しばらくして地震に関する情報が次々に流れてきました。 災害伝言ダイヤルの情報や公衆電話が無料になったことや、 テレビが見れない人のためにインターネットでの放送が始まったこと、 NHK総合テレビの放送もインターネットで見れるようになったこと、 障害者や難病患者など特別な支援が必要な人たちについての情報、 避難場所や必要な支援の情報など、次々に届きました。 ツイッターには届いた情報をそのまま転送する機能があるのですが、 私も私のツイートを見ている人たちに次々に転送しました。 私のツイートを見た人がさらに転送して情報が多くの人に伝わるようにと。 でも、インターネットが使えない人には届きにくいですよね。 家にテレビがない人もいました。 避難している人はテレビもパソコンも使えなくて、 口コミとラジオだけが頼りかもしれません。 昔も今も、緊急時のラジオの役割は大きいと思います。 特に地元の情報が求められていると思います。 地方の放送局は全国放送では分からない情報を伝えてください。 地元で何が起こっているか、どこにどんな支援があるのか、 地元の人に役立つ情報をどんどん伝えてください。 そして、緊急時に利用してもらえるように、 平常時から聴いてもらえるようにアピールしてください。 役に立つ道具でも、その道具を知らなければ利用できません。 地元の多くの人に愛される道具になってください。 これからのコミュニティFMに期待しています。 --  メールを送ったのは2016/2/25の18:11です。2/28にいちは