芦澤梨沙の「なにしよっか」の日曜日

 湘南マジックウェイブで毎週日曜日14:00から放送されている「なにしよっかの日曜日」を芦澤梨沙さんがパーソナリティを務めていた頃に聴いていました。彼女がパーソナリティだったのは、2018/4/8~2019/1/27のようです。

 聴いていたと言っても初回から聴いていたわけではなくて、ツイッターで放送されていることを知った時に試しに聴いてみて面白かったから最終回まで聞いていました。彼女が一人で喋っている番組ですが、とても聞き取りやすかった記憶があります。
 番組の構成は覚えていないのですが、メッセージテーマに沿ったお便りを募集していた他に、いくつかのコーナーがあって、彼女が出演したミュージカルの舞台裏を明かすなど彼女のトークコーナーの他に、「大人のフルーツ川柳」や「芦澤広島弁講座」などリスナーからのお便りで成立するコーナーもありました。「大人のフルーツ川柳」の方は番組中に何回かに分けてお便りを読んでいたような気がします。

 「大人のフルーツ川柳」はフルーツが含まれる五七五の川柳を募集していたのですが、「大人の」ということで、ちょっとエッチなイメージの川柳を募集していたようです。川柳の中に「桃」が使われることが多かったかもしれません。届いた川柳を芦澤さんが色っぽく読んで、色っぽく感想を返していました。届いた川柳が面白いこともあったのですが、芦澤さんが上手に読んで上手に返してくれたおかげで面白くなっていたような気がします。確か最終回を迎える前にコーナーが終了しちゃったと思いますが、お便りをくれるリスナーがほとんど同じでネタが尽きたのか、新しいリスナーから届いた川柳が既に読んだことがあるものと同じだったり似てしまっていたのか、とにかく新しい川柳が届かなくて終わらせたのかもしれません。マンネリ化していても面白かったので、終わってしまって私は残念でした。

 「芦澤広島弁講座」は広島弁に変換してほしいセリフを募集して芦澤さんが標準語と広島弁で読んでいました。芦澤さんはいろいろな自治体に住んだことがあるらしく、その一つである広島を選んで「芦澤広島弁講座」のコーナーにしたようです。どうして広島弁を選んだのか。たぶん、標準語とのギャップが面白かったからでしょう。実際、笑いながら聴いていました。印象に残っているのは恋愛系のセリフでした。標準語だと可愛い女の子がイメージできるのに広島弁だとイメージできないというか違うイメージの可愛い女の子になるような…そんな感じでした。

 実はこの番組を聴く前はあまり期待していませんでした。期待してなかった理由を書くのは自粛しますが、芦澤梨沙さんのことは知らなかったにもかかわらず期待していませんでした。しかし、聴いてみたら面白くて、それは芦澤梨沙さんが面白くしようとしていたおかげでもあったようです。
 でも、番組が面白くなった一番の理由はディレクターが関わって番組を作っていたことでしょう。
 湘南マジックウェイブのスタジオは星槎湘南大磯キャンパス内にあるらしく、今は分かりませんが、芦澤梨沙さんがパーソナリティだった頃の「なにしよっかの日曜日」は高校生が制作していたようです。芦澤梨沙さんも番組の構成を考える時にかかわっていたとは思いますが、面白くなるようにディレクターがコーナーや構成をしっかりと考えて作った番組だったから面白くなったのでしょう。面白くなったのはディレクターの能力のおかげでもあるでしょう。

 この番組でもリスナーのお便りを読んで笑えるコーナーを用意していました。そんなコーナーとパーソナリティの魅力で面白い番組になっていたと思います。芦澤梨沙さんはプロのラジオパーソナリティではなくてレギュラーパーソナリティは初めてだったはずですが、面白い番組になりました。有名な方ではないはずですからリスナーは少なかったかもしれません。それでも、面白いコーナーを用意して、それをパーソナリティが生かせば面白い番組になる。そんな例だと思いました。