リピーターを増やさなければリスナーは増えない

  散歩をしている時に偶然見つけたレストランに入って料理を食べてみたら不味かった。誰かが美味しいと言っていたレストランに行って料理を食べてみたら不味かった。そんな時、もう一度そのレストランに入るでしょうか。


 いちはらFMのリスナーが少ないのは、宣伝不足でいちはらFMの存在を知らない人が多かったり、いちはらFMのことを知っていて聴きたいと思っていても電波が届かなくて聴けない人が多いからではないかと思っているのですが、実はいちはらFMのことは知っていて一度や二度、数回は聴いたことがあるけれど聴かなくなった人も相当数いるのではないかと思っています。聴いてみたけれど面白くなかった。聴く必要はないと思った。他局を聴いた方が良いと思った。そう思っちゃった人がたくさんいるのかもしれません。2015年の9月から、Ustream配信を含めると2013年の11月から2020年まで聴き続けてきた私も、いちはらFMを聴くメリットを全く感じていません。他の人に「面白いから聴いた方が良いよ」と勧められません。何が面白いかは一人一人違うのだから、面白いと思っている人もいるのかもしれません。市原市のいちはらFMならではの役立つ情報を提供しているとも思えないし、YouTubeでも聴ける「イチラジ!」は市原市の団体について知ることができるのですが、聴いていてつまらないというのが本音です。「イチラジ!」はいちはらFMに必要な番組だとは思うのですが…。その他の番組の感想については割愛します。一言だけ書くと、番組を聴いて笑える人がたくさんいるかもしれないし、笑えることも理解できるけれど、私は笑えない場合もあります。私が求めているのは「不快にならない面白さ」です。

 いちはらFMの番組には「聴きたい」という思いが湧かないのですが、いちはらFMに周波数を合わせておきたいと思うこともあります。今、いちはらFMで一番聴きたいのは番組が無い時間に流れる音楽なんです。フィラーと呼ぶらしいですが、そのフィラーに私好みの歌が流れることが多くて、私が知らなかった歌で気に入ると歌詞検索で歌手名と曲名を調べてYouTubeで聴けるものはYouTubeでも聴いて、ネットでは聴けない場合は、その歌が流れる時間にラジオの周波数をいちはらFMに合わせたくなります。だから以前はどの時間にどの歌が流れるのかリストを作って保存していました。今では面倒でリストを作ってないので偶然聴けたらラッキーという感じです。
 ところが、そのフィラーを聴いていても不満が生じることがあります。例えば、今ではステレオのスピーカーの片方からしか音が出ていません。以前はノイズが五月蠅くて不快になることもありました。そんな感じで、正常に放送しないこともリスナーを減らす原因かもしれません。放送事故があってもすぐに気付いて修正すれば良いのですが、いつまでも放置されていることが多いようです。スタッフはいちはらFMを聴いてないのかもしれません。聴いていればすぐに気付くはずですから。そして、異常に気付いても教えてくれるリスナーがほとんどいないこと。そのことからも、いちはらFMのリスナーは少ないんだなと思うんです。

 話がまとまらないし脱線しているような気がしますが、要するに、試しに聴いてみたら毎週聴きたくなるような、しかも問題発言やパーソナリティの態度などで聴きたくなくなるようなことがない番組を作らなければリスナーを増やすことはできないと思うんです。そんな番組をどうやって作ったら良いか思うところはありますが、それについては次回ではないいつか書きたいと思います。

 冒頭に書いたレストランの話は、リピーターの少ない放送局の状態を譬えたものですが、冒頭のようなレストランは勧められないし、勧めない方が良いと思うんです。例えば、自分が美味しいと思っていないレストランのことを「あのレストランは美味しいから食べてみると良いよ」なんて勧めて友人がレストランに行ったら、「不味かった」と思われてその友人は二度とそのレストランに行かなくなるでしょう。そのレストランが美味しい料理を出すようになっても不味かった記憶が残っている人は行かないでしょう。だから自信を持って勧められるレストランになるまでは勧めない方が良いです。ラジオも同じで、「面白いから聴いてみなよ」と自信を持って勧められるような番組が無ければ勧めない方が良いでしょう。そのことに関しては、ちょっと反省しています。