ボランティアパーソナリティに頼ることについて
経営が厳しいコミュニティFMは出費を減らすために賃金(ギャラ)を支払う必要が無いボランティアパーソナリティに頼りたいかもしれません。でも、ボランティアパーソナリティを募集することには賛成できません。
ボランティア論になってしまいそうですが、ボランティアというのは頼まれずに自主的に行うものだと思うのです。頼まれて行うこともボランティアだとしても、経費削減目的だと何か違う気がするんです。経営努力の放棄のような気がします。無賃金のボランティアパーソナリティが仕事をしてくれるおかげで職員が給料を受け取って生活できるという構図にもなります。
もしも一部のパーソナリティにギャラを支払っているとしたら、パーソナリティによってギャラを支払ったり支払わなかったりするのも変だと思うのです。プロと素人の違いがあるとしても、プロの方が素人よりも質の良い番組になるとも限りません。番組が面白いか面白くないかはそれぞれのリスナーの好みで決まるだけです。同一労働同一賃金です。スポンサーが放送局に支払う料金の何割かをパーソナリティに分配するのなら、スポンサー(CM)がゼロならギャラもゼロになるので、納得できるかもしれませんが…。
ボランティアパーソナリティが番組を担当して放送するだけでなく、取材など放送局の職員のような仕事をするとなると、ますます納得できません。職員と同じ仕事をしているのに職員には給料が支払われてボランティアが無賃金なのは違うと思うのです。職員を無賃金で働かせてはいけないように、ボランティアを無賃金で働かせてもいけないと思うんです。
さらに、有料で番組枠を貸していたらますます納得できません。番組枠を借りてパーソナリティを行う人はお金を支払うことになります。同じパーソナリティなのに放送局からギャラを受け取れる人もいれば逆に放送局に料金を支払う人もいるなんて、変です。無賃金のボランティアパーソナリティは料金を支払う必要がありませんが、番組枠を借りたパーソナリティは料金を支払わなければいけません。それも変です。むしろ、番組枠を借りる人は、自主的にパーソナリティになってくれる人なのだから、それこそボランティアのようなものでしょう。ボランティアなので賃金を支払わないのは良いかもしれませんが、ボランティアに料金を請求するのは違うと思います。
ボランティアのパーソナリティがいることも、有料で番組枠を貸すアイデアも、どちらも良いことだとは思います。でも、両方を同じ放送局で行うのなら、納得できる仕組み、理念が欲しいです。ましてや、賃金を受け取っているパーソナリティがいるのなら、同一労働同一賃金の観点からボランティアパーソナリティを募集してはいけないと思うんです。
経営が厳しい放送局はボランティアパーソナリティを募集する前にやることがあると思います。まずは職員がしっかりと仕事を行うこと。パーソナリティも職員が行うこと。そんな職員の努力が見えるようになった時、手伝ってくれる人が表れるでしょう。募集しなくてもボランティアパーソナリティが来てくれるでしょう。
2020-12-15 21:00
ボランティア論になってしまいそうですが、ボランティアというのは頼まれずに自主的に行うものだと思うのです。頼まれて行うこともボランティアだとしても、経費削減目的だと何か違う気がするんです。経営努力の放棄のような気がします。無賃金のボランティアパーソナリティが仕事をしてくれるおかげで職員が給料を受け取って生活できるという構図にもなります。
もしも一部のパーソナリティにギャラを支払っているとしたら、パーソナリティによってギャラを支払ったり支払わなかったりするのも変だと思うのです。プロと素人の違いがあるとしても、プロの方が素人よりも質の良い番組になるとも限りません。番組が面白いか面白くないかはそれぞれのリスナーの好みで決まるだけです。同一労働同一賃金です。スポンサーが放送局に支払う料金の何割かをパーソナリティに分配するのなら、スポンサー(CM)がゼロならギャラもゼロになるので、納得できるかもしれませんが…。
ボランティアパーソナリティが番組を担当して放送するだけでなく、取材など放送局の職員のような仕事をするとなると、ますます納得できません。職員と同じ仕事をしているのに職員には給料が支払われてボランティアが無賃金なのは違うと思うのです。職員を無賃金で働かせてはいけないように、ボランティアを無賃金で働かせてもいけないと思うんです。
さらに、有料で番組枠を貸していたらますます納得できません。番組枠を借りてパーソナリティを行う人はお金を支払うことになります。同じパーソナリティなのに放送局からギャラを受け取れる人もいれば逆に放送局に料金を支払う人もいるなんて、変です。無賃金のボランティアパーソナリティは料金を支払う必要がありませんが、番組枠を借りたパーソナリティは料金を支払わなければいけません。それも変です。むしろ、番組枠を借りる人は、自主的にパーソナリティになってくれる人なのだから、それこそボランティアのようなものでしょう。ボランティアなので賃金を支払わないのは良いかもしれませんが、ボランティアに料金を請求するのは違うと思います。
ボランティアのパーソナリティがいることも、有料で番組枠を貸すアイデアも、どちらも良いことだとは思います。でも、両方を同じ放送局で行うのなら、納得できる仕組み、理念が欲しいです。ましてや、賃金を受け取っているパーソナリティがいるのなら、同一労働同一賃金の観点からボランティアパーソナリティを募集してはいけないと思うんです。
経営が厳しい放送局はボランティアパーソナリティを募集する前にやることがあると思います。まずは職員がしっかりと仕事を行うこと。パーソナリティも職員が行うこと。そんな職員の努力が見えるようになった時、手伝ってくれる人が表れるでしょう。募集しなくてもボランティアパーソナリティが来てくれるでしょう。