パーソナリティが政治や宗教の話をすることについて

 いちはらFMの「元気なラジオ HyperWave」を聴き始めた頃、放送終了後はUstreamのチャットでパーソナリティと話をしていました。チャットの参加者が私一人だけのことが多くて、リスナーを増やすにはどうしたら良いかを一対一で話し合っていた時に「政治や宗教の話は避けた方が良いよね」という趣旨のことを書き込んだことがあります。


 本当は政治や宗教の話が好きで、いろいろな宗教の話は聞きたいし、政治の話はいろいろと議論したいんです。それでも、リスナーを増やすためには対立を生みやすくてリスナーに嫌われるかもしれない政治や宗教の話は避けた方が良いと思っていました。

 でも、世の中が政治の話題で盛り上がっている時期に政治の話題を避けるのは不自然です。それに、自分が重要だと思っている話題を避けるのも不自然です。今の日本では世の中が政治の話題で盛り上がることはほとんど無いですし、他にも重要な話題があったり番組を面白くするために限られた時間の中で除かれてしまう場合もあるかもしれませんが…。

 では、今の私はパーソナリティに政治の話をしてほしいと思っているのでしょうか。実は微妙です。「パーソナリティしだい」という答えになりそうです。テレビのワイドショーで仕入れた程度の話で知ったかぶりをされるのは嫌です。政治や法律、社会問題などに関心を持った生活をしていて、十分な知識のあるパーソナリティになら話してほしいです。そんなパーソナリティはどの程度いるのでしょう?
 パーソナリティに知識が不十分でも生放送で私を含めたリスナーと議論できるのなら、話してほしいかもしれません。リスナーは間違っていると思ったらメールやツイッターやチャットなどで反論できるし、パーソナリティがその反論を読んで考えを深めてさらに意見を言って…ということを繰り返せるのなら、政治の話はどんどんしてほしいかもしれません。コミュニティFMにもそんな番組があっても良いかもしれません。市政のことは大いに議論する余地があります。

 宗教の話も議論できるならば…という思いがあります。議論は喧嘩になりやすいので、リスナーが疑問に思ったことを質問してパーソナリティが答えることができるなら良いかもしれません。パーソナリティの一方的な話でも良いのですが、聴いていて「違うんじゃないかな」と思っちゃいそうで、その思いを吐き出さないともやもやしちゃいそうです。そんなわけで、今も宗教の話は避けた方が良いだろうなと思っています。
 そうは言っても、「元気なラジオ HyperWave」ではメッセージテーマに沿った話としてイエス・キリストに対する思いを何度もメールに書いてしまいましたが。